ごうたんえ
降誕会(花祭り)

お釈迦様の誕生日です。四月八日に行われますが、徳源寺では五月八日に行われます。誕生仏に甘茶を注いでお経を読みます。
釈尊はシャカ族の国王スッドーダナ(浄飯王)と、マヤ(摩耶)婦人との間に生まれた。王妃がコーリア族の娘であったことから、お産のために在所に戻る途中、四月八日、ルンビニ園に立ち寄って遊歩中、木を握って、その右脇の下から生まれたとされる。そのまま七歩歩み「天上天下唯我独尊」と唱えられたという。
ルンビニはネパール領内にある。私たちが参拝したときは、マヤ堂は改修工事のため、白いテントに覆われ、中を見ることが出来なかった。隣に仮のマヤ堂があり、誕生仏やレリーフが安置してある。
 
 ルンビニには、浴池とマヤ堂があり、アショカ王が建てた石柱が残されている。浴池は二〇メートル四方もあろうかと思われるほどの大きさで、正方形の階段式になっており、半分くらい水が湛えられていた。その向こうに、菩提樹の大木がある。この木が、マヤ夫人の握られた木の子孫だと伝えられる。
私が想像したルンビニは、緑が豊かで樹木が生い繁る森のような楽園で、花が咲き、鳥が歌い、孔雀が舞い、緑の絨毯に、清らかな泉の湧く楽園だった。今見るルンビニは、少し強い風が吹けば、砂混じりの嵐となりそうな荒れ地で、まばらに樹木が生えているだけ。浴池は濁った水が有るばかり。想像と大きな差があった。
マヤ堂の向かいに、頭部が無くなったアショカ王の石柱が残っている。頭部は無いが存在感のある見事な石柱だった。
近くにあるスリランカの寺と、ネパールの寺院も参拝した。