涅槃会(二月十五日)

涅槃会はお釈迦様の命日です。クシナガラで二本の沙羅の木の間に横たわり、80年の人生の終わりを迎えられました。ヴァイサリで腹部に激痛を感じた。さらに進んでパーヴァという町で鍛冶屋のチュンダの作った食事を食べ、赤い血がほとばしり、死ぬかと思うほどの激しい苦痛におそわれた。
クシナガラにたどり着いた釈尊は、食事を供養したチュンダに、次の言葉を伝えるよう阿難に命じた。
「チュンダの最後の供養の食事を食べて仏は悟りを開いた。それによって悟りに入り、涅槃に入ったのである。この供養の功徳と利益は大きい。大いなる果報であるからだ」
とチュンダに告げるように命じた。
釈尊は最後にスパッダという行者に最後の説法をした。彼は多くの宗教指導者が本当に真理を知っていたのか疑問を持っていた。かれは釈尊にあってその疑問を解きたいと申し出ていた。釈尊は、そういうことよりも「沙門」として実践することの重要性を説いた。
「スパッダよ、私は29歳で「善」を求めて出家した。それから50年をへた。私はずっと「理」と「法」の領域のみを歩いてきた。これ以外に沙門として生きる道はないのだ」とおしえ、彼は出家して釈尊最後の弟子となった。
「すべては無常である。怠ることなく実践し、それを完成しなさい」
これが最後の教えであった。