正 月

正月の行事は大晦日に始まる。午後3時から本堂で晩課(夕方の勤行)に続き、庫裡の韋駄天前で韋駄天諷経と歳徳大善神(吉方の神様)に回向する。中門前で鎮守堂跡で鎮守諷経、仏殿で本尊諷経、開山堂歴代墓所の前で塔参諷経、向きを東にして(平和公園の方向)海会塔(修行途中で亡くなった人の墓)に向かって塔参諷経、禅堂に入って堂内諷経ののち茶礼を行う。

開浴をすませると、仙友会(雲水の懇親会・一般的には冬至当夜といい、冬至の晩が雲水の息抜きの日)が6時から始まる。11時45分ころから、堂内頭と末単によって、除夜の鐘をつき始める。多くの人が除夜の鐘をつきに来るため、たき火がたかれ電灯であたりを照らしている。

3時に改めて起床し、いちばん若い雲水が酌んだ水で洗面し、砂糖の入った梅湯(普段は単に梅干しを少し煮込んだお湯)で茶礼をし、析の合図で本堂に出頭する。析は三回打たれるだけである。

知客寮の先導で老師が出頭し、杖をついて歳旦の偈(正月の法語)を唱える。直日が大衆から呈する賀扇(中啓)を正面の達磨の像の前におき低頭。老師がそれを薫じて一同三拝する

正月は修正満散の大般若がつとめられる。世界の平和、日本国の繁栄が祈られる。

2日は事始めで、一年の最初の行事が行われる。初喚鐘(参禅)、初掃除、初風呂、書き初めなどが行われる。

また正月三が日は初詣に参拝者も多い。

修正日  2011年1月30日 日曜日