九重親方の死

昨年7月に手術をしたことは親方からの電話で知らされていたが、口止めをされていたので人に話すことは無かった。報道の通りでステージ1ということだったが、女将さんと家族はステージ3と聞かされていたそうである。3月場所に行くと痩せて顔色も悪く、そんなに良い方向に進んでは居ないと感じた。

名古屋場所は忙しく、場所開始の前日9日に部屋へ行った。いすに腰掛けて稽古を見ていたので「おや」と思った。親方は通常座布団に座ってけいこをみていたからだ..会話の中で肝臓や肺に転移があると聞かされ、背中を触ると、背中の骨が向き出ていた。

11日本山へ戻る挨拶に行くと小走りにい玄関へ出てきた。しかし、その足取りはしっかりしていたので、そんなに悪いとは思わなかった。12日温泉寺さんが相撲見物をして、帰るとき親方が車で場所までで迎えに来た。シートを倒して横になり辛そうだった。宿舎について二階に上がってしばらく休んでいた。しばらくして降りてきて、口数も多く気弱な話しが多かった、盛んに墨跡の請求の話が出た。春日井の太清寺も同席していたが。この二人が外部の人のなかで最後に話した人になったようだ。この時、ヨーグルトと果物くらいの食欲だったそうである。翌日は更に悪化して東京へ戻った。

21日深夜に中国から帰り、22日徳源寺へ帰った。本場所中は午後は人が少なく、夕食は6時過ぎのため、翌日に訪れた。

親方がいないのでマネーじゃーに尋ねると、相当悪いとのこと。もしもの時は電話すると耳打ちされた31日4時半過ぎに温泉寺さんから親方が亡くなったと今連絡があったと。