法 堂(重要文化財)

平成12年12月23日更新
雲竜図(重要文化財) 寝堂(重要文化財)

法堂
 内部は5間4間で、その周りを裳階(もこし)がめぐり、7間6間の規模を誇る。
柱は富士山麓の欅、小屋根に用いられた二本の大梁は日向(宮崎県)の松材である。1本を70頭の牛で引いたと伝えられる。
門前の通り「丸太町通」はこのことによって名付けられたと伝えられている。床は敷き瓦、正面に須彌壇、上部に天蓋、後屏風など禅宗様である。天上には狩野探幽による「雲竜図」が描かれている。どこから見ても自分の方を見ているように見える、いわゆる「八方にらみの龍」として名高い。
この絵に逸話が伝えられている。生き生きとした龍を描こうとして大いに悩んだ探幽は、愚堂国師に悩みをうちあけたところ、「生きた龍が見たかったら見せてやろう」といわれた。
愚堂を訪ねた探幽は、何時になったら龍を見せてくれるのか苛立ち、「龍はどこにいるのですか」と尋ねた。
「そこらにいるのが見えないのか」といわれはたと気がついた探幽が描き上げたのが、「八方睨みの龍」であると伝えられる。(本当かな?)
 
法堂から北へ唐破風造の廊下を渡ると寝堂である。南正面は戸口と花頭窓である。従来は住持の接待所であるが、今は住持が法堂へ上堂するとき、衣服を整え、時刻調整する控えの間として使われるようになった。