三門

平成12年11月1日更新                                               


 丹塗(にぬり)二階二重である。二階は一階より少し小さく、五間三戸、入母屋造である。左右に階上に上がるための階段と、それを覆う山廊(さんろう)を備えている。一階は空、無相、無作を表す三つの入口があり、中央は住持以外の通行を許さない。
階上は二本の柱が見えるだけで、広く一室になっている。北寄りの正面から左右東西の面にわたって須彌壇が設けられ、中央に宝冠円通大士(観音菩薩)、左に善財童子、右に月蓋長者が従い、その両側に十六羅漢が並ぶ。柱や梁、組物、天井と、一面に波や雲、龍、鳳凰、飛天が彩色で描かれている。
慶長四年(1599)造立され、階上では毎年六月十八日に懺法会(せんぼうえ)、階下で七月十五日施餓鬼が修されている。
南総門(重要文化財)
慶長15年(1610)上棟された。下立売通に面し、勅使門の東側に建つ。正面柱間を大きく取り、両開きの板扉を付け、右脇の小間に片開きの潜り通用口が設けられている。